クロベ〜日和を休止して随分経ちました。
子育てをしながらの小まめな更新というのは、小ボスさんの性格上無理だな〜と思い休止していました。
休止している間に色んなことがありました。
実は残念なお知らせをしなければなりません。
昨年の7月17日クロベ〜さんが、約9歳という短い命を終えました。
恐らく死因は、急性白血病です。
はっきりした死因を調べる間もなく天国に旅立ってしまったのですが、獣医さんが言うにはおそらく血液の状態からして白血病、ということでした。
若がハイハイをするころから、大ボスさんの実家にお世話になっていたクロさん。
昨年、7月に入った頃、大ボスさんの実家から「少しクロの元気がない」という連絡を受けていました。
その時は、皆単なる夏バテかな?程度にしか思っていませんでした。
次の土日にクロの様子を見に行こうか、と言っていたところ、数日してから
「なんだか様子がちょっとおかしい」
という連絡を受けて仕事終わりに若と大ボスとで、急いでクロの様子を見に行ったんです。
確かに夏バテにしてはおかしいくらい元気が無い。
立って歩くのもつらそうでした。
一時は元気が無かったけど、持ち直して2日くらい前までは元気に散歩にも行ってたのに、急に元気がなくなり歩かなくなったようです。
何か病気なのかも、もしかしたら暑くて体力が低下しすぎたのかな?
あれこれ心配するくらいなら、安心するためにも病院に連れて行こう!
ということで、クロを台車に乗せて近所の動物病院に連れて行くことに。
診察とか、血液検査とかしてもらって検査結果を待つ間「きっと点滴を打ってもらったら元気になるよね」なんて話をしていました。
しばらくして診察室に通されました。
診察室で「ただの夏バテですよ」と言われるものだと思っていたのですが、獣医師さんが少し厳しい顔つきで顕微鏡でクロさんの血液を、時間をかけてみていました。
そして…
「血液の形がいびつになってますね、それから貧血もひどいようです」
最初は何のことかわからず、要は単なる貧血なのかな?
と、思っていたんですが次に出た言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になりました。
「症状からすると、恐らく血液のガン…白血病でしょう、しかも急性白血病かと思われます」
・・・え?ハッケツビョウ?
・・・それって、あの白血病?
頭の中がグルグルになっている間、獣医さんがあれこれ説明してくれました。
白血病と思われますが、きちんと病気の原因を調べるならば、大きい病院で精密検査をしたほうが良いこと。
ただ、検査には全身麻酔を使うが、クロにその体力が残っているようには見えないので、全身麻酔をして目を覚まさない場合もあること。
治療法は、人間だと骨髄移植とかあるが、ペットでのそういった治療法はないので、根治することはないこと。
このまま、自然にまかせて死を待つという手もあること。
死???・・・って
それってクロが死ぬってこと?
「先生、あとどのくらいもつんですか?」
と、聞いたところ
「何もしなければ1週間持ったらいいほうです、治療したとして1ヶ月もつかどうか…」
それを聞いた瞬間、目からどっと涙が溢れてきました。
1週間!そんなの心の準備も何もできないし!どうしようクロが死んじゃう!どうしよう!
そして、大ボスの実家の両親と大ボスが電話で結果を話して、そして夫婦で話し合った結果
これ以上あれこれ検査して、辛い治療をして1ヶ月命を延ばすのであれば、自然のままで旅立たせてあげることにしました。
「先生、自然にまかせることにします。でも、最後においしいもの食べてもらいたいです。数日でも楽になるようにしてもらえますか?」
というと
「抗がん剤とステロイドの点滴とお薬を出しておきますね、少し楽になると思いますよ」
ということで1週間分だけ出してもらいました。
その日から毎日仕事帰りにクロさんの様子を見に行ってから、息子を保育園に迎えにいって、それからまた皆でクロに会いに行きました。
・・・でも、点滴もお薬も間に合わないくらいのスピードで、症状が悪化してしまい、その後4日ほどして天国に旅立ってしまいました。
病院に行った日はなんとか水分もご飯もなんとか食べれてました。
でも、次の日には水分を舐める程度になり、ご飯もほとんど食べれなくなりました。
その次の日はもう自力では水分をとれなくなってしまいました。
何かクロに最後にしてあげれることはないか?と思っていたら
大ボスさんが「散歩行こう!」と言って、クロさんを台車に乗せて、皆で最後のお散歩に行きました。
もう、意識もほとんどなく、目も見えていないクロさんに、いっぱい話しかけてお散歩しました。
そして、その日は来ました。
仕事中に携帯に連絡があり「さっきクロが旅立ったよ・・・」と。
会社のお昼休みに、自転車を飛ばして、クロに会いに行きました。
しずかに眠るように息をひきとったようです。
私が会社に戻った後、大ボスさんはいっぱい氷を買ってクロに会いに向かってくれました。
とにかく綺麗なまま見送ってあげたいので、体を氷で被って傷まないようにしてくれました。
その日は会社を早退して、クロさんのお葬式をすることにしました。
前日にネットで探したペットの葬儀屋さんに電話をし、来てもらいました。
犬用の棺に入れてくれて、棺にお肉、好きだったトウモロコシ、おやつ、洋服を入れて、最後にいっぱいナデナデして見送りました。
遺骨は、霊園の合同墓地に入れてもらうことにしました。
お別れはもっと先だと思ってました。
息子も3歳になり、手間なく遠出も出来るようになったから、クロと海にでも行こうかと話していました。
早すぎるお別れでした。
もっと早くに病院に連れていってたら、おいしいもの食べさせてあげれたかも・・・1日だけでも連れて帰れたのかも・・・。
家に帰ることな天国に旅立たせることになって、ごめんね・・・。
当初は後悔が頭をグルグルまわっていたんですが、今は大ボスの実家に居てくれていて良かった。
だって一人っきりで旅立ってしまわなくてすんだから・・・と思えるようになりました。
共働きの私たちの家だと、もしかしたら仕事に行ってる間に一人ぼっちで旅立ってたかもしれないもんね・・・。
これがクロべ〜さんの最期の全てです。
落ち着いたら、このことをブログにアップする予定でしたがクロべ〜さんが天国に旅立って程なくして、私の妊娠が発覚。
すごいタイミングでびっくりしました。もしかして人間になって戻ってきたのかな?なんて思ったりもして。
そうこうしているうちにツワリが始まり、しかも1ヶ月会社を休むくらいツワリがとても辛く、その後も軽くダラダラと結局産むまで続いたので、ブログで報告することができず、遅くなってすみません(><)
実は、娘が生まれた日にちょっとした奇跡が起こりました。
娘が産まれた日が、クロベ〜さんを拾った日と同じ日、同じ時間帯だったんです。
クロべ〜さんとの最初の出会いの日に新しい家族が増えたって、なんだか奇跡ですよね。
大ボスさんと結婚する前に、車で信号待ちをしていた時、ふと目に入った黒ラブ。
人懐っこいのか、いろんな人に尻尾をふって飛びついてたクロ。
おばちゃんにシッシとされていたクロ。
あの犬・・・という私に、大ボスさんは「迷い犬や」とすぐに保護したのが最初の出会い。
すご〜く臭かった・・・!
結婚してクロも一緒に生活すると知って、びっくりした私。
でも大型犬の良さ、特にラブの良さを実感しつつも、抜け毛に毎シーズン発狂しそうになりながら掃除してたな〜。
お風呂に入ってたら、寂しいのかドアの向こうから鼻を近づけて中の様子を見ていたのが可愛かったな。
ご飯の前はものすごいよだれだっだな。
何かとすぐに、ピョッコリと先っちょがでてたな・・・。
クロべ〜さんを生前可愛がってくれた皆様、ありがとうございました。
これでいったん「クロべ〜日和」は終了とさせていただきます。
でもクロの思い出がたくさん詰まっているので、このまま残しておくことにします。
いつか違った形で再開する日が来ましたら、どうぞよろしくお願いいたします。